数字で見るとは？採用サイトや会社ホームページで使うわけ！

「採用サイトを作成したいけど、内容が決まらない」

悩んだ場合は、数字で見るコンテンツがおすすめです。上場企業と違い、決算書などが公開されていない非上場企業。しかし、就職先となる企業の情報はなるべく定量的、かつ客観的に知りたいと思っている求職者も少なくありません。

数字で見るコンテンツの多くは、パッと見るだけで企業の情報が視覚的に分かりやすく、短時間でターゲットにアプローチできます。

今回は、採用サイトや会社ホームページで良く使用されている数字で見るコンテンツについて紹介します。

数字で見るコンテンツとは

数字で見るコンテンツは、数字やデータを判断材料としているユーザーにとってはとても有効な手法です。数字を用いて企業情報を紹介することで、定量的に求職者へアピールできます。また、数字で見るコンテンツは採用サイト以外にもコーポレートサイトや学校など、Web全体で使用できます。

数字で見るコンテンツを、インフォグラフィックと言い「情報またはデータの視覚的表現」を意味します。画像や円グラフ、棒グラフなどのデータの視覚化をし、分かりやすくトピックの概要を最小限のテキストで表現しています。

※別記事にて、動画を用いた特徴のある採用サイトも紹介しております。

Webサイトでユーザーが知りたいこと

ユーザーが採用サイトや企業ホームページを閲覧する場合はどんな時でしょうか。

例えば、求職者が採用サイトを訪問する時は企業情報が知りたいと思って訪れる場合が多いです。なかでも、転職サイトなどで分かりにくい有給は取得しやすいかや社員の男女比の割合など、実際に働いている人の情報を知りたいと思っています。そういった情報を知ることで、実際に働いた場合にどうなるのか「働いている自分」をイメージします。

しかし、テキストのみで掲載されているコンテンツは堅苦しいイメージになり、実際に働いているイメージをしてみても、自分に合っているのか分かりづらく感じてしまう場合も少なくありません。特に新卒採用を狙っている場合には、若年層が読んでいても苦にならないように工夫する必要があると言えるでしょう。数字で見るコンテンツをインフォグラフィックで用いることで、視覚的にアピールできます。かつ、ユーザーは見ていても読みやすく理解しやすいので客観的なアピールが可能です。

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「数字で見る」を使用するメリット

数字で見るコンテンツでは、複雑なデータを視覚的な方法で簡潔にユーザーに伝えることが可能です。そのため、主に採用サイトなどで掲載されていることが多いです。一般的には、企業規模や従業員数、有給取得率などをインフォグラフィックで掲載します。

数字で見るコンテンツを作成することで、複雑な情報でも簡単にユーザーに理解してもらえます。そのため、言葉だけでは説明や表現が難しい事でも、数字で見るコンテンツを作成することでユーザーのエンゲージメントを高めることができます。

一般的にユーザーは長い文章の場合、読むのが面倒になって離脱してしまう割合が高い傾向です。そのためユーザーが記載されている項目を覚えている可能性は低いです。

数字で見るコンテンツを作成する事で、リストを視覚化し魅力を定着させることが可能です。

数字で見るコンテンツの内容

数字で見るコンテンツには、主に下記の内容が掲載されています。

一風変わった数字で見る○○を掲載している企業もあり、どんな社員が働いているのだろうと想像が膨らむかもしれません。

犬派？猫派？や、アウトドア派？インドア派？など、実際に働いている社員のライフスタイルを知ることができ、入社しても楽しくやっていけそうとイメージをつかみやすくなるかもしれません。堅苦しくなりがちな会社情報を、図やイラストなどを用いて紹介することで、定量的かつ直感的にユーザーに働きかけることができます。

使用する際は、シンプルかつ簡潔に表示することが重要です。せっかく視覚的に分かりやすく掲載しているのにも関わらず、ごちゃごちゃとしたデザインではユーザーの気が散りやすくなってしまいます。

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数字で見るコンテンツを使用している企業例

数字で見るコンテンツを採用サイトや会社ホームページに採用している企業は多いです。企業によって掲載しているコンテンツは異なるため、自社に合ったコンテンツがあるか確認してみるのもおすすめです。

ニトリホールディングス

引用：ニトリホールディングス

ニトリホールディングスは、家具やインテリアを扱っている小売業の会社です。

ニトリホールディングスでは、会社ホームページでは「数字で見るニトリ」採用サイトでは「数字で知るニトリ」を掲載しています。採用サイトでは、以下の内容を数字で見ることができます。

時価総額や売上高などの会社情報から、有休消化率など働きやすい環境などを掲載しています。教育投資額など、入社後の教育サポートが充実していることをアピールすることで新卒でも安心して働ける環境が整っていることを知ることができます。

新興工業株式会社

引用：新興工業株式会社

新興工業株式会社は、自動車や農機、産機分品製造を行っているものづくりの会社です。

会社ホームページでは、以下の内容を数字で見ることができます。

採用サイトで知りたい情報が普遍的に掲載されており、求職者のニーズに添ったインフォグラフィックです。

Yahoo!JAPAN

引用：Yahoo!JAPAN

Yahoo!JAPANは、インターネット関連サービスの会社です。

会社ホームページでは、以下の内容を数字で見ることができます。

17項目もあるインフォグラフィックで、見やすく情報を理解しやすい内容になっています。

西川毛織株式会社

引用：西川毛織株式会社

西川毛織株式会社は、毛織物メーカーです。

会社ホームページでは、以下の内容を数字で見ることができます。

西川毛織株式会社のWebサイトでは、伝えたい情報を目立たせるランダムなデザインが魅力です。

本田技研工業株式会社

引用：本田技研工業株式会社

本田技研工業株式会社は、二輪車や自動車、船外機などの製品を手掛ける会社です。

会社ホームページでは、以下の内容を数字で見ることができます。

本田技研工業株式会社では「数字で見るHondaの今」として、2019年度・2020年度・2021年度との比較が分かりやすく掲載されています。なかでも、女性活躍拡大に成果が出ている結果について報告しています。今後も、女性管理職数目標を更新するとしており、女性が応募しやすい環境が整っていることが分かります。

GungHo（ガンホー）

引用：GungHo（ガンホー）

ガンホーは、スマートフォンやパソコン向けのゲームアプリを提供している会社です。

会社ホームページでは、以下の内容を数字で見ることができます。

ゲーム会社ならではの、ゲームを絡めた数字で見るを掲載しています。カフェやリフレッシュルーム、マッサージルームなど利用率を掲載することで働きやすい環境をアピールできており、求職者にとって魅力的な内容を掲載しています。

キンコーズ・ジャパン株式会社

引用：キンコーズ・ジャパン株式会社

キンコーズ・ジャパン株式会社は、コピーサービスなどソリューション事業を提供している会社です。

会社ホームページでは、以下の内容を数字で見ることができます。

合計35個のインフォグラフィックで定量的に会社情報を掲載しており、情報量の多さが魅力です。なかでも、企業情報や働きやすさ、働く人たち、チームメンバーの人柄と項目が分かれており、働いている自分をイメージしやすくなります。

トモガラ

最後にトモガラを例にとって、数字で見るコンテンツを紹介します。

トモガラは、Webサイト制作やWebマーケティングなどを提供している会社です。

会社ホームページでは、以下の内容を数字で見ることができます。

インフォグラフィックを用いて定量的に情報をまとめることで、視覚的かつ短時間で求職者へアピールしています。数字で見るトモガラでは、数字に動きを出しており直感的に分かりやすい工夫をしています。

インフォグラフィックはSEOにも効果的になっており、検索順位が上がることでより多くの求職者へアピールができます。

Googleの公式サイトに記載されている内容を紹介します・

【以下引用】

• 適切なコンテキストを提供する: ページのトピックに関連したビジュアル コンテンツを使用しましょう。ページには、独自の価値を追加する画像のみを表示することをおすすめします。特に、画像やテキストが独自のコンテンツではないページは推奨されません。

引用：Google

独自性の高いインフォグラフィックを用いて、数字で見るコンテンツを掲載することで、ユーザビリティはもちろんGoogle検索の上位表示が可能になります。そのため、採用サイトに取り入れることでより多くの求職者へ訴求できる可能性を秘めていると言えるでしょう。

まとめ

今回は、よく見かける数字で見るコンテンツについて紹介しました。

数字で見るコンテンツは採用サイトや会社ホームページだけでなく、資料やマーケティングにも活かすことが可能です。インフォグラフィックを用いてグラフや図を視覚的にわかりやすく表現する手法は、近年多くの採用サイトで活用されています。数字で定量的な情報をユーザーへ伝えることで信憑性や信頼性が上がり、さらに数字で見る自社の魅力や強みをアピールすることができるでしょう。

ユーザーに選ばれる企業になるためにも、ユーザーが知りたい情報を具体化し、分かりやすく数値化することで、ストレスなく情報をインプットしてもらうことが重要です。

採用サイトのコンテンツ内容で悩んでいる場合は、数字で見るコンテンツを検討してみてください。

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